今一度、毛穴の役割とトラブルの原因、そして対策を確認し、毛穴や黒ずみの正しい毛穴ケアをしていきましょう。

毛穴ケア

毛穴トラブルの原因と対処法、
徹底解説
ポツポツと黒ずみが目立ったり、角栓がつまったり、開いたり…一生懸命ケアをしているつもりだけれど、なかなか目立たなくならない毛穴! SK-Ⅱの調査によると悩みも多岐に渡り、それぞれに対策が異なります。そして良かれと思ってしているケアが、逆に症状を悪化させていることも! 今一度、毛穴の役割とトラブルの原因、そして対策を確認し、正しいお手入れをしていきましょう。
「毛穴を減らしたい」「毛穴をなくしたい」と願う女性は多いかもしれません。でも毛穴の数は遺伝によってきまっていて、数そのものを減らすことは不可能。ただしお手入れによって目立たなくすることは可能です。そもそも毛穴が目立ってしまうのはなぜなのでしょう。 実は毛穴は皮膚の保護や体温調整に大きく関わっています。私たちの肌は皮脂を出すことによって皮脂膜を作り、肌の水分蒸散量を調節していますが、何らかの理由で皮脂の分泌量が増えることで、詰まりや開き、黒ずみなどが起こり、目立ってしまうのです。
肌質別に起こりがちな毛穴悩み
脂性肌
皮脂が多いために毛穴が開いたり、また詰まりやすく、角栓が白くプツプツと目立ちがちに。また角栓が酸化することで黒くザラザラとした“イチゴ鼻”にも。正しい洗顔と保湿ケア、角質ケアがおすすめ。
乾燥肌
肌のバリア機能が低く、乾燥しターンオーバーが滞ってキメが乱れるため、毛穴の開きが気になるように。徹底した保湿が必要。
混合肌
肌のバリア機能が低く乾燥した状態と、皮脂の過剰分泌のどちらも起こっている状態。毛穴が開きやすいだけではなく、キメも乱れてさらに目立ちやすくなっています。正しい洗顔と徹底した保湿ケアが重要。
敏感肌
バリア機能が低下すると、外的刺激に敏感になり、乾燥や肌荒れなどの症状が起こりやすくなります。低刺激のスキンケアでやさしくケアをしましょう。
普通肌
肌は日々ゆらいでいます。事前に毛穴トラブルを防ぐためには、正しく、そしてていねいなスキンケアを毎日続けることが大切。
肌の状態を24時間測定するSK-Ⅱの独自の『24/7肌ゆらぎ研究』によると、毛穴の大きさは日々変わり、1日のなかでも大きく揺れ動くことがわかりました。肌年齢で例えるとその差は実に9歳分!さらに皮脂分泌が活発になる午後に最も大きく目立つと感じられる毛穴ですが、実は寝起きの朝の肌も意外と大きいということが判明。そのひとつの理由として考えられるのは、やはり皮脂。夜の入浴でリセットされたものが、夜間の皮脂分泌によって毛穴のなかに溜まり、それが開かせる原因となっているようです。また、横になって寝ることで重力から解放され、肌が緩むことも原因のひとつと考えられています。ただし、朝、洗顔をしてスキンケアをすると毛穴の見た目サイズは縮小。洗顔と保湿が毛穴ケアにはとても重要ということがわかります。
肌の水分量が少ないと毛穴面積が広がり、1日のゆらぎのなかでも乾燥ゆらぎが多い肌のほうが、毛穴のサイズ変化も大きくなることがわかりました。

これは肌のうるおいが不足したり、乾燥することによって、肌のハリやなめらかさが失われることが原因。また、肌は乾燥すると硬くなってキメも粗荒くなり、毛穴がさらに目立ちやすくなるのです。

SK-Ⅱ独自の解析によると、毛穴の開きはハリの不足とともに進行することもわかりました。これは、乾燥によって肌がハリを失うことで、毛穴と毛穴をつなぐ線が現れたり、キメが深くなったり、キメが流れるように見える現象。シワっぽい印象も与えます。 さらに独自の『24/7マスク肌研究』では、マスクの使用によっても毛穴の面積が大きくなることがわかりました。その差は約2倍とも! 日々、私たちの肌は毛穴問題にさらされているのです。
このようにさまざまな要因から目立つ毛穴ですが、タイプは大きくわけて3つ。年齢や顔の部位によっても現れやすいものがあります。
詰まった毛穴
皮脂が過剰に分泌されて毛穴が開き、皮脂と古い角質やほこりなどの汚れが混ざってた白くプツプツとした角栓が詰まった状態の毛穴。ターンオーバーの機能低下によっても引き起こされがち。鼻の頭や小鼻に詰まった毛穴ができやすく、酸化すると角栓が黒くなって、ザラザラとした通称“いちご鼻”に。若い肌に多く見られるが、無理やり詰まりを取ろうとすると毛穴がさらに広がり悪化します。また炎症で化膿することでニキビになることも。
開いた毛穴
肌の水分が足りない状態が続くと、ターンオーバーが乱れ、肌表面が硬くなると同時もキメが乱れて毛穴が目立つように。皮脂が過剰に分泌されることでも毛穴が押し広げられます。どの年代にも起こり得る毛穴トラブルで、頬や額、鼻、口のまわりなどに毛穴の開きが見られます。スキンケア不足のほか、環境による乾燥や温度変化も原因として考えられます。角質層の奥までしっかりとうるおいで満たし、水分油分のバランスを整えることが大切です。
開いてつながった毛穴
肌のハリや弾力が失われることで起こり始める毛穴トラブル。頬やほうれい線などのゾーンに現れやすく、ハリ不足の進行によっては20代でも、毛穴と毛穴をつなぐキメの線が深く濃くなる“毛穴小じわ“が現れたり、毛穴自体が伸びて涙型に広がりやがて40代以降には、「たるみ毛穴」に見えることも! 主に40代以降に現れる症状ですが、マスク生活が続いている最近は表情筋が衰えやすく、若い世代のなかでもたるみが進行しているケースも。決してあなどることはできません。
毛穴レスに見え、つるんとなめらかな肌を手に入れるには、毎日のケア方法が何よりも大切。すべての毛穴トラブルに実践してほしい基本の5つのケアをご紹介します。
1. クレンジング&洗顔を見直してみる
毛穴を開かせる皮脂や、角栓の原因となる汚れや古い角質を取るためには、クレンジングケアが何よりも重要となってきます。ただし毛穴の黒ずみをなくしたいからといって、ゴシゴシこすったり、洗いすぎは逆効果。刺激によってキメが乱れたり、さらに肌が乾燥して毛穴が目立つことも。ポイントはうるおいを残しながら不要なものだけを取り去れる洗顔料を選ぶこと。朝は洗顔、夜はクレンジング+洗顔をして清潔な状態に保つことで、肌の水分・油分バランスが保たれるというメリットも期待できます。そして洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿を!
2. 保湿をしっかり行う
毛穴を開かせる原因のひとつは皮脂。皮脂がたくさん出るからと抑えるケアばかりしていては逆効果。“イチゴ鼻”でも肌の内側は乾燥していることも。保湿はマストと心得ましょう。朝晩のスキンケアでは、化粧水をたっぷりまずつけて水分を補給。その後は乳液かクリームでフタをしましょう。乾燥が気になる場合はよりリッチなテクスチャーのクリームがおすすめです。肌がうるおいで満たされると表面がふっくらなめらかに整い、毛穴が目立ちにくくなります。
3. 定期的な角質ケアで毛穴を引き締める
私たちの肌は、毎日ターンオーバーによって肌が生まれ変わって、紫外線や加齢などによってこのリズムが滞ると、肌表面に古い角質がたまってしまい、どうしても角栓が詰まりやすくなります。肌のざらつきやくすみを感じたときはAHAやBHAの入ったふき取りローションで角質ケアを行いましょう。肌がなめらかに整い、毛穴も目立ちにくくなります
4. 紫外線から肌を守る
紫外線を浴びると、肌が乾燥するだけでなく、ターンオーバーが乱れて古い角質がたまりやすい状態になります。毛穴ケアのためにも日焼け止めは毎日か欠かさず塗るようにしましょう。紫外線は雨でも曇りの日でも降り注ぎ、室内まで入ってきます。できれば1年中、部屋にいるときでも日焼け止めは欠かさないこと。特に3月から紫外線量は増え始め、日焼け止めの塗り忘れや塗りもれから、“うっかり日焼け”をしがちに。ムラなく塗ることと、汗をかくような状況では2時間おきに塗り直すといったていねいなお手入れが理想です。日常生活であればSPF30ほどあれば十分ですが、夏のアウトドアシーンや雪反射が強いウインタースポーツシーンではSPF50がおすすめ。保湿力も備わっていること、そして肌を酸化させる原因となる大気汚染などの環境ダメージからも守ってくれるものがベストです。
5. ライフスタイルの改善
睡眠中は日中に受けたダメージやストレスからの修復や再生の時間。そのため睡眠不足が続くと十分な回復が得られず、ホルモンバランスの乱れから肌荒れやキメの乱れとともに毛穴が目立ちやすくなります。できるだけ睡眠時間を確保することが大切ですが、質を高める努力もしましょう。眠る前にアロマをたいたり入浴でリラックス。夜のスマートフォンの使用は覚醒作用があるので、就寝の2時間前には使うのをやめるのが理想的です。
また甘いものなど糖質をとりすぎると体内の糖化が進み、コラーゲンやエラスチンにも影響が及び、肌の弾力性が失われて毛穴が開きっぱなしになりやすいという話も。ケーキやクッキーなどのスイーツはたまのご褒美にし、普段のおやつはフルーツやヨーグルト、ナッツなどのヘルシーなものにスイッチを。最近は糖質オフのスイーツも簡単に手に入るので、取り入れてみるのも手です。
基本のお手入れをチェックしたあとは、毛穴タイプ別にぜひ意識してほしいケアをご紹介。より積極的なケアで“毛穴レス”を目指しましょう!
詰まった毛穴
過剰な皮脂や不要な角質が毛穴に詰まっている状態。毎日のていねいな洗顔はマストですが、その洗顔前にホットタオルで肌を温めるのがおすすめです。毛穴がふやけ、汚れがより落ちやすくなるはず。またふきとり化粧水は毎日使用して、毛穴詰まりを防ぎましょう
開いた毛穴
徹底した保湿が何よりも鍵。うるおいをキープするために、ときには集中保湿も心がけましょう。乾燥による毛穴の開きが気になるときは、以下のような化粧水のつけ方がおすすめです。

1. コットンの両面にたっぷり化粧水を染み込ませます。
2. 2本指で圧を分散させて、コットンをやさしく内側から外側にすべらせます。その後、やさしく押さえるようにして肌になじませます。
3. 化粧水を適量(100円玉大)を手に取り、両手のひらをやさしく押さえるように顔全体になじませます。しっかりなじむのをまつことで、肌のしっとり感が増してくるはず。
4. 再度、化粧水を適量手に取り、顔全体に伸ばし、小鼻、目のまわり、額、アゴまでていねいになじませます

さらに有用成分が含まれているシートマスクでのお手入れもおすすめです。しっかりうるおい補給をした後は、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めること。このように保湿してうるおいをキープすることが、毛穴ゆらぎを防ぐ鍵になります。
開いてつながったたるみ毛穴
美容成分の入ったスキンケアのお手入れで、エイジングケア。ハリ不足を補いましょう。 朝のシートマスクもおすすめです。また血行やリンパの流れをよくするマッサージを行い、表情筋にも刺激を与えましょう。マッサージのポイントは以下をチェック

1. パール粒大のクリームをとり、額、頬、アゴにのせ、顔全体にやさしくなじませます。人差し指と親指の間を使い、アゴから耳側に向かって頬をやさしくこすり上げます。このとき上むきに持ち上げるように意識するのがポイント。その後、おでこを軽く押し上げます。
2. 口元、目頭の下から耳側へ、顔全体を外側にむかってやさしくなでるようにマッサージします。
3. クリームが完全に浸透するまで、手のひらでやさしく押さえて終了。
毛穴の悩みは時間をかけて起きてしまうことが多い傾向です。なのでケアも一気に解消しようとはするのは難しいかもしれません。そして正しいケアをするためにも「ミニマジックスキャン」というSK-Ⅱ独自の肌測定器で、まずは自分の肌の状態をチェック! そして各肌質に合うスキンケアについても読みましょう。肌タイプを知り、自分に合った地道なスキンケアをコツコツ続けることが、実は毛穴を気にならなくする近道なのです!

※「24/7肌ゆらぎ研究」
肌の状態を独自の皮膚画像技術で1日3回、8週間に渡って連続追跡調査したもの。
“Daily Fluctuation of Facial Pore Area, Roughness and Redness among Young Japanese Women; Beneficial Effects of Galactomyces Ferment Filtrate Containing Antioxidative Skin Care Formula”, Kukizo Miyamoto et al., J. Clin. Med. 2021, 10, 2502

※「24/7マスク肌研究」
マスク非着用・着用の肌の状態を独自の皮膚画像技術で1日4回、6週間に渡って連続追跡調査したもの。“Enhanced Fluctuations in Facial Pore Size, Redness, and TEWL Caused by Mask Usage Are Normalized by the Application of a Moisturizer”, Kukizo Miyamoto et al., J. Clin. Med. 2022, 11,2121

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