SK-Ⅱの研究によると、シワの原因は肌の乾燥や加齢によって表れてきます。タイプによって改善するケアの方法を紹介します。

シワケア

シワの原因と徹底対策、なめらか肌を手に入れるお手入れポイント
笑ったときにできる笑いジワなど、その人の表情を輝かせるシワはあってもいいけれど、気になるのは年齢と共にジワジワと増えてくるシワ。無表情のときでも確認できるシワの数が増えてきたら、お手入れの見直しどきです。SK-Ⅱの研究によると、シワは肌の乾燥や加齢によって表れてきますが、タイプによってケアの方法が変わってきます。まずは自分のシワの状況を見極めること。そしてそのシワにあった方法でケアをしていきましょう。
シワや小じわは表情グセや肌の乾燥によって引き起こされたり、自然な老化現象として表れるもの。主に目の周り、口もと、頬などにみられ、年齢と共に長く深く、そして顔のいたるところに出てきます。そのシワの種類は大きくわけてふたつ。
1.小じわ
細かいさざ波のようなちりめん状の乾燥小じわは、皮膚の浅い層にできるシワで、目もとや口もとに出やすいのが特徴。主に乾燥や表情のクセが原因ですが、放置しておくと肌の奥までダメージが進んでシワが定着。深く長くなる場合もあるので注意が必要です。
2.シワ
真皮組織のダメージによって肌の弾力が失われることで表情のクセなどが定着してできる深いしわ。長年蓄積された紫外線ダメージも、シワを深くする原因になります。目回り、口もと、眉間、額などにできやすく、保湿だけではなかなかケアをすることができません。
私たちの皮膚は「表皮」と「真皮」で構成されていますが、シワのタイプによってダメージを受けている場所が異なります。

小じわや表情ジワは主に皮膚の水分や柔軟性が失われることでできる表皮トラブル。保湿を徹底することで、ある程度は目立たなくすることが可能です。
深いしわやたるみによるほうれい線は、コラーゲンやエラスチンが衰えるといった真皮層までにいたるトラブル。すでに定着してしまっているシワなので、保湿だけでは改善することは不可能です。
シワの原因となるのは加齢以外に、以下の要因も深く関わっています。
乾燥
小じわや表情ジワの原因は、ほぼ乾燥。若い肌でも肌の水分が奪われることで小じわや表情ジワが出ることが。もちろん乾燥はすべてのトラブルの原因になり得るので、深いしわやほうれい線も最初は乾燥が原因の場合がほとんど。
紫外線
紫外線は肌を乾燥させるので、あらゆる老化とシワの原因になります。特にUV-Aは真皮まで到達し、肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチンに損傷を与えます。定着してしまった深いしわは、紫外線の影響を受けているケースも。特に紫外線を長時間ダイレクトに受けがちなマリンスポーツやウィンタースポーツを趣味にしている人は、20代でも真皮層までトラブルが起きて、定着ジワになる可能性も。
ライフスタイル
スマートフォンやタブレットの使用中に思わず眉間にシワがよっていることはありませんか? その表情グセは肌に刻まれ、真皮の状態によっては定着ジワに育ってしまうことも。また強いストレスや睡眠不足、喫煙、激しい運動は活性酸素を発生。肌を酸化させて真皮層にダメージを与えるので、定着ジワの原因になります。
加齢によるホルモンの減少
加齢とともに女性ホルモンの分泌が減ってくると、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少。深いシワが刻まれやすくなります。特に首、おでこ、目の下、目尻のシワが目立ちやすい傾向に。
SK-IIの『秋田10年肌研究』によると、シワは年代に関係なく増えることがわかっています。どの年代でも 10年間で同じくらいずつシワが増加しており、20代もシワは増え始めているのです!

また、SK-Ⅱの年代別皮膚研究において20代~70代の表皮・真皮層を調べたところ、年齢を重ねるごとに変性したエラスチンが蓄積し、コラーゲンの量が減少、または表皮が薄くなっているのがわかりました。シワの進行はこうした肌内部の変化とともにおこります。紫外線を受けていない臀部の組織は、紫外線を受けた顔に比べてダメージが少ないことから、若いうちからから浴びてきた紫外線の影響が、将来のシワへつながるということです!
目もとの皮膚は顔のなかで最も薄く、額の3分の1ほどしかありません。また他の部位と比較して皮脂腺が少ないため、乾燥しやすいのが特徴です。さらに1日に1万回以上まばたきをして酷使され、メイク落としなどのときにこするなど摩擦による外的なダメージも。つまり年齢に関わらず、顔のなかでは最もシワが発生しやすい場所なのです。そして全体のシワが少ない若い世代こそ、目もとのシワが目立ちやすい傾向に。
SK-Ⅱ独自の研究によると、シワの現れ方は年代別に3段階で現れやすいことがわかりました。20代に目の下に乾燥によりシワが出始め(第1段階)、30代には上まぶたに(第2段階)、そして 40代には目尻に通称カラスの足跡と呼ばれるシワが出始めます(第3段階)。
もちろんシワの出方には個人差があります。実はうるおって柔らかく、ハリのある肌は表情ジワが刻まれにくいという研究結果も。まずは自分の肌がシワができやすいのかどうか確認してみましょう。チェックの方法は簡単。5秒間ほど強く目をギュッと閉じてパッと開けてみてください。目もとにシワができやすい人は、肌に柔らかさとハリが欠けているので残念ですがシワが残りやすいということになります。逆にシワが残らない人は、肌が柔らかくハリがある証拠。現段階ではシワができにくい状態です。 前者はシワができにくいように今から積極的なケアが必須! 後者も今の状態をキープするためにお手入れをしましょう。
1. 保湿を徹底させる
シワのファーストステップは肌の乾燥! まずは肌が乾燥しないように徹底的に保湿をしましょう。顔全体に水分・油分をしっかり補うことで、肌の柔らかさをキープでき、表情ジワが刻まれにくくなります。うるおいを肌の奥まで届ける化粧水をたっぷりつけましょう。目の下やほうれい線まわりなど、小じわが気になる部分に化粧水のコットンパックを追加するのもおすすめです。化粧水のあとは、クリームでフタを。乾燥が気になるときはクリームのテクスチャーをリッチなものに変えるとよいでしょう。
2. 目もとにはアイクリームや目もと美容液を
年代に関わらずシワができやすいデリケートで乾燥しやすい目もとは、目もと用のコスメでケアを。しっかりと保湿してやわらかくハリのある肌を保つことで、表情ジワが定着しにくい状態を保つことができます。
3. 目もとの負担をできるだけなくす
目もとはとてもデリケートで刺激を受けやすい部分なのでしっかりケアをしましょう。できるだけこすらないこともポイント。アイメイクを落とすときはポイントメイクリムーバーをひたしたコットンをあててしばらく置き、やさしくぬぐうようにするのがポイント。また視力の悪い人はついついしかめっ面になってシワがよりがちです。眼鏡やコンタクトレンズはきちんと合ったものを選びましょう。
4. 定着ジワには医薬部外品で改善
すでにできてしまったシワにはシワ改善有効成分の入った医薬部外品でのケアがおすすめです。現在、レチノール(ビタミンA)、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、ニールワンの3つが認可成分。表皮のターンオーバーとヒアルロン酸産生の促進、真皮層のコラーゲン産生促進、エラスチンの過剰な分解抑制をすることでシワ改善効果が認められています。
5. .紫外線ケア
紫外線を浴びると肌は乾燥し、シワができやすい状態に。またUV-Aは肌の内部まで浸透し、コラーゲンなどの肌組織にダメージを与え、シワやたるみの原因をつくります。日焼け止めは毎日欠かさず塗るようにしましょう。日常ではSPF30で十分ですが、アウトドアスポーツをするときはSPF50を選ぶこと。さらに、真皮層にダメージを与えるUV-Aを防ぐために、PA+++以上を選ぶこともおすすめです。また外出時には防止や日傘の使用もおすすめです。
6. ライフスタイルの見直し
強いストレスを抱えていたり、スマートフォンに集中することで表情が険しく、かたまってしまうことも。まずはそういった可能性があることを自覚して表情を和らげるようにしましょう。また睡眠不足、栄養バランスの乱れは肌の乾燥につながり、乾燥ジワやエイジングの進行を招きます。睡眠時間が十分にとれない場合は、良質な睡眠を得られるよう、睡眠環境(寝具、照明、音、香りなど)を見直して。食事は肌の栄養となるタンパク質やビタミンをしっかりとるようにしましょう。
シワは20代から増え、たくさんできると実年齢よりも老けて見える恐れがあります。まずは「ミニマジックスキャン」というSK-Ⅱ独自の肌測定器で、自身の肌年齢をチェック! あなたの肌状態やライフスタイルにぴったりあったお手入れ方法も確認できます。うるおって柔らかくハリのある肌は表情ジワが刻まれにくい傾向にあるので、毎日のスキンケアで保湿を徹底させましょう。そしてできてしまったシワには医薬部外品のシワ改善有効成分の入ったコスメを使用するなど、シワの状態に合わせたケアを続けることが若々しい肌をキープする鍵に! またシワを予防するには肌の老化を防ぐことも大切。エイジングケアについても読みましょう。

※「秋田10年研究」
秋田県で100人以上の女性を対象に、肌の変化を10年間に渡って追跡調査したもの。2011年に国際学会誌に研究論文発表
“Characterization of comprehensive appearances of skin ageing: An 11-year longitudinal study on facial skin ageing in Japanese females at Akita”, K. Miyamoto et al., Journal of Dermatological Science 64 (2011) 229–236

※「SK-IIの年代別肌研究」
20代から70代の女性の皮膚組織と遺伝子発現の皮膚の見た目への関連を調査した研究“Age-induced and photoinduced changes in gene expression profiles in facial skin of Caucasian females across 6 decades of age” Alexa B.Kimbal et al., Journal of the American Academy of Dermatology, Volume 78, Issue 1, January 2018, Pages 29-39.e7

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