シミケア
シミの原因と知っておくべき
シミケアのポイント
顔のシミは最大の肌悩み! できる原因とその対策法は?
紫外線を受けると活性酸素が生み出されて炎症が起き、サイトカインと呼ばれる情報伝達物質が放出され、「メラニンを作れ」と指令が出されます。これによりメラノサイトでメラニンが過剰に生成されます。メラニンはターンオーバーによって排出されますが、紫外線を浴び続けるなどして多量のメラニンが生成され続けると、排出が追いつかなくなります。それがシミになって残ってしまうのです。 シミの原因は紫外線のほかにストレスや生活習慣、ホルモンバランスの乱れなども考えられています。
さらに見えるシミも隠れジミも、年齢が上がるにつれて増えていくことが判明。何もケアをしなければシミはどんどん肌に現れてくるのです。 また独自の『様々なシミにおける形態と遺伝子発現関連研究』によるとシミの部分の肌はない部分の肌よりも乾燥していて、角質層も1.5倍ほど厚いことがわかっています。つまりスキンケアをしても有効成分が肌の奥まで届きにくいということ。
また地上に届く紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があり、具体的な日焼け止め効果を示す指標としてSPFとPAがあります。 【SPF】表皮に強く作用して日差しを浴びた後に肌に炎症を起こし、メラノサイトを活性化してシミの原因を作るUV-Bの防止効果を測定して数値化したもの。SPF50+が国内最高値。 【PA】肌の奥まで入り込み、真皮にダメージを与えてシワやたるみの原因をつくるUB-Vの防止効果を+で表しています。+の数は多いほどカット効果が高く、国内最高値は++++。 日常生活では、屋内にいるときでもSPF30 PA++程度の日焼け止めをつけるようにしましょう。春先から夏にかけて長時間屋外にいるときや、海水浴やアウトドアスポーツの際には最高値のSPF50+ PA++++の日焼け止めをおすすめします。
【トラネキサム酸】紫外線を浴びると炎症が起こり、「メラニンを作れ」といったサイトカインが出されます。その炎症を抑える成分。 【ビタミンC誘導体、コウジ酸】美白のカテゴリーができたときから、注目されているのがメラニンの生成に関わるチロシナーゼ。この働きを阻害する成分としてビタミンC誘導体とコウジ酸のほかアルブチンなどがあります。 【ナイアシンアミド】近年注目されている成分で、メラノサイトで作られたメラニンが移送されるのを阻害します。ヒアルロン酸やコラーゲンの再生を促すことでシワ改善効果があることでも知られています。
A study of more than 100 women in Akita Prefecture, following up on changes in their skin over a 10-year period.
※「様々なシミにおける形態と遺伝子発現関連研究」
“Morphological and transcriptional evaluation of multiple facial cutaneous hyperpigmented spots”,
Tomohiro Hakozaki et al., Skin Health Dis.2022;2:e96
※「秋田10年研究」
秋田県で100人以上の女性を対象に、肌の変化を10年間に渡って追跡調査したもの。2011年に国際学会誌に論文発表“Characterization of comprehensive appearances of skin ageing: An 11-yearlongitudinal study on facial skin ageing in Japanese females at Akita”, K.Miyamoto, Journal of Dermatological Science 64 (2011) 229–236
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